卒業生の声

めちゃコミックにて連載中の『国民ボタン』という漫画の作画を担当しています。原作者の原案を元にはしているんですが、割と自由にキャラクターなどの設定は任せてもらえているので、楽しく描いています。

進学先を決めるときに、漫画に何か新しい要素を入れられないだろうかと考え、あえてグラフィックデザインの勉強をしてみようと思い日本デザイナー学院を選びました。絵やデザインの基礎的なことを叩き込まれた上にグラフィックを学んだことで、ポスターなどの仕事も自分で対応できています。

子供の頃から自分は漫画家になるもんだと何故かそう思っていました。だからといって何かを積極的にしていた訳ではないんですが、高校卒業くらいになって就職か進学かとなった時に真剣に漫画家を目指そうと思い、初めて少年誌の新人賞に応募して最終選考に残ったのがきっかけです。

卒業して20年以上経ちますが未だに付き合いのある友達がいるのは何よりの財産だと思います。それは、もしかしたら絵の勉強より有り難いことかもしれません。

まだまだ納得のいく作品を世に出せていないので、まずは内容的にも結果的にも満足いく漫画を作るのが目標です。あとは最近、母校である日本デザイナー学院 九州校で講師もさせてもらっているので、生徒の中からヒット作を生み出すような人材を育てられればなと思っています。

漫画家は安定もしてなければ保証もない仕事ですが、やりがいはあります。一度きりの人生、悔いのないような選択をして欲しいと思います。