高校生のための
卒業生の声


電気工事施工管理技士
工学部 電気電子工学科 2021年卒
北海道電力ネットワーク株式会社 旭川支店電力部 変電グループ勤務
黒田 渉真
私の仕事の内容、やりがい、楽しさ!
変電所を巡回し、フェンス周りや構内外に異常がないか点検・保守作業をするのが私たちの仕事です。私たちが保守している電力流通設備はお客様への電力供給に直結しているものです。 もちろん、電力流通設備のみでは電力を供給することはできませんが、その一端を支えているところにやりがいを感じます。
学校でこんなことを学んでいました!
電気電子工学科では、電気設備や情報通信分野での幅広い就職先があり、その中で自分自身、希望する企業へ入社することができました。 また、電気機器工学や電力工学といった学問を専門的に勉強できる環境、かつ、電気主任技術者などの資格取得につながる講義を受講したり、ゼミでは電気系統の研究をしていました。
この仕事を選んだ理由・きっかけ!
大学在学中に胆振東部地震を経験し、住んでいる地域の電力がなかなか復旧せず、電気のない不便さと電気の大切さ痛感。 地震でブラックアウトを体験したことがきっかけで北海道電力に入社したいと強く思うようになりました。 現在の仕事は、生活に必要不可欠な社会インフラのひとつである、電力供給の安定化を支えています。
将来、叶えたい夢・目標!
地震や災害は電力供給にも影響しています。今後、さらに業務に貢献することを目的に、電気主任技術者や電気工事士の資格は早めに取得したいと考えています。 電気の流れという面では現在の仕事に通じることもあり、今後も電力システムなど電力系統に関する知識と技術を深めていきたいと思っています。
進路を考える高校生へのアドバイス!
電気は、発電所から変電所や送電線などの設備を経由し、低い電圧まで下げたうえで各家庭に届けられます。電気を運ぶ中継地点のひとつが変電所です。 安定的な電気の供給のためには「日頃の点検」が重要かつ不可欠です。 かつては点検結果を紙に記録していましたが、今はタブレットを使ってデータを電子管理しているので情報の共有も早く、変電所内の高所の点検時にはドローンを使うことも多く、作業の安全性や効率化が図られています。
この先輩が通っていたのは