高校生のための
卒業生の声


オーナーパティシエ
製菓衛生師本科 1996年卒
パティスリー ルイ勤務
吉村 類
私の仕事の内容、やりがい、楽しさ!

なんかちょっと引っかかりがあって、また食べたくなる。そんな印象に残るケーキをめざしています。季節のものを盛り込み、ハッとする楽しみをケーキに入れ込んで、常に新しいものを生みだしていきたい。定番のものだってより高みをめざす必要がある。続けていくためには、変えていく勇気も必要だと思っています。
そして、ほかに何もない場所なのに、SNSに上げたお菓子をわざわざ買いに来てくれる人がいる。とてもありがたく感じています。
学校でこんなスキル・力が身につきました!

辻製菓専門学校卒業後は、フランス校へ進学しました。毎晩夜中まで勉強し、お菓子の授業に向き合うようになると、楽しさがわかるようになってきたんです。
なぜこうするのか、各工程の理由がわかると、お菓子の奥深い魅力に惹かれていきました。ただ、実習でうまくできないことには常に悩み、担任の先生に相談したんですが、『お前みたいに頑張れる奴はそういない。頑張れることも才能だ』と言ってもらえて。今は目の前のことを頑張ろうと、気持ちが楽になりました。
この仕事を選んだ理由・きっかけ!

自分は何がやりたいのか考えたとき、まず浮かんだのが料理でした。そこから幼い頃、お菓子づくりのキットでプリンなんかをつくっていたことを思い出し、お菓子には夢がある気がしてきて…。父に『お菓子の専門学校に行きたい』と伝えたところ、『せっかく行くならフランス校のある辻調グループに行け』と言われたんです。
将来、叶えたい夢・目標!

魅力ある、この人とこの店で働きたいと思える店づくりをしたい。良い暮らしができる、夢のある職業として、なり手をつくっていくことが僕たちの使命。じゃないと次の世代につなげられませんからね。続けないと見えないものがあるし、続けないと認めてももらえない。継続できていることで、答えを出していると思います。
進路を考える高校生へのアドバイス!

僕は器用なわけでも才能があるわけでもないですが、担任の先生がおっしゃっていたように、頑張ってきたことが続けられた秘訣。フランス校のフランス人教授、キャメラ先生もおっしゃっていましたが、お菓子づくりは素晴らしい仕事なので、これから頑張ろうとしている皆さんにも、ぜひ続けてほしいですね。

この先輩が通っていたのは