高校生のための
卒業生の声


フードトラック・飲食店経営
調理師本科 2015年卒
TORU TORU 勤務
高島 透
私の仕事の内容、やりがい、楽しさ!

フードトラックでは、たこ焼き、串焼き、ラーメン、唐揚げ、ポテト、ピザ、ローストビーフサンド、焼き芋、丼もの…イタリアの揚げパン、ゼッポリーネなんかも提供しています。提供する商品に合わせて機材をつめ替えれば、なんでもできるので料理人としても夢があるスタイルですよ。
固定店舗を開いたのは、移動販売との相乗効果も狙ってのこと。在庫管理がしやすくなりますし、味の特徴や実績が伝わりにくい移動販売にとっても、実店舗の存在は安心感に繋がりますからね。もちろん味にもこだわりますが、それ以上に移動販売ではおいしそうだと感じてもらえる努力が必要。人は情報を食べている側面も大きいんです。
学校でこんなことを学んでいました!

高級食材や調理法など、自分が体験したことないものにふれることが、とにかく楽しかったです。授業でおいしいものを食べるのも楽しみでしたし。お肉にフォアグラとトリュフを合わせた牛フィレ肉のロッシーニ風は、赤ワインソースのおいしさにも感動しました。
料理のなかでも、とくに惹かれていたのがイタリア料理でした。実際に学んでみても、イタリア料理が一番楽しかったです。性格上、一回決めてしまうと曲げないので、その道しかないなと。とはいえ、どの料理の授業も真剣に受講しました。日本料理の技法をイタリア料理に応用したりもできますからね。実習では、魚をさばいたり鍋を振ったりと、できるだけすべてのことを積極的に学ぼうとしました。
この仕事を選んだ理由・きっかけ!

父も母も調理師学校の出身で、教員だったんですよ。父は日本料理、母は西洋料理を専門としていました。僕が物心ついた頃には飲食店で働いていましたが、そんな環境だったから自然と料理が好きになって。6歳上の姉も調理師学校に進学し、中国料理の道へ。当然のように自分も、料理の道に進もうと決めていました。
将来、叶えたい夢・目標!

固定店舗は営業時間が決まっているのが一般的ですが、フードトラックなら隙間の時間で働くこともできる。たとえば子育てに追われ、自分で商売したいけど諦めている人など、女性の就業支援も可能です。市場の余った食材を、できるだけ良い状態で届ける移動販売をすれば、フードロスの問題解消の一助にもなる。地方のおいしいものを買い付けて販売すればアンテナショップにもなれますし、車体をラッピングすれば走っているだけで宣伝にもなって、地域創生にもつながります。さらに台数を増やして、さまざまなことに挑戦していきたいです。
進路を考える高校生へのアドバイス!

たとえ失敗が続くようなことがあっても、最後に目標を達成できたら、それは失敗ではなく過程です。料理以外の経験も仕事に活きていて、無駄にはなりません。なぜ料理が好きなのか、料理を通して自分は何がしたいか、将来どうなりたいのか。自分の軸となるものを見つければ、道がつながっていく世界ですよ。

この先輩が通っていたのは