高校生のための
卒業生の声


パティシエ
製菓衛生師本科 2013年卒
なかたに亭 勤務
長谷川 千紗
私の仕事の内容、やりがい、楽しさ!

販売のスタッフとも連携しながら残数の状況を見て、少なくなっているからつくろうとか、この時間までにこの作業を終わらせようとか、考えるのが楽しいです。自分の作業が全体に影響する分、責任重大ですし、みんなで連携するチームプレーが大切。スムーズに流れるとうれしくなりますね。
『なかたに亭』の風土は本当に最高です。シェフがスタッフ一人ひとりのことをすごく考えて、ものすごく働きやすい環境にしてくれている。『今日は行きたくないな~』なんて日がありませんからね(笑)。トップダウンじゃなく自主性を重んじてもらえるので、やりがいがあります。
学校でこんなことを学んでいました!

同じ『卵1個』でも水分量が違いますし、数が多くなればなるほど差も大きくなるから、調整は自分たちの腕次第。ちょっとした混ぜ具合の違いによっても、生地の状態が全然変わってくる。そのあたりは理科の実験にも通じる楽しさがありました。なぜこうなるのか知りたくて先生に訊きに行くと、答えをすぐに教えてくれるのではなく、ヒントと考える時間をくださるんです。その繰り返しで、『もっと知りたい』という好奇心が掻きたてられました。
この仕事を選んだ理由・きっかけ!

クラスメイト全員が大学へ進学するような高校だったんですよ。だから先生に『パティシエになりたい』と伝えても、『そんなのは一部の人間しかなれない』って言われちゃって。だったら好きだった理科の教師をめざそうと大学に入り、1年半ほど通ったものの、のめり込めていない自分に気づいたんですよね。遊んでいる時間も長いし、なんだか無駄に過ごしているような気がして…。本当にやりたいことは何だろうと考えたとき、やっぱりお菓子をつくることだと立ち返ったんです。
将来、叶えたい夢・目標!

フランス校には料理の学生もいて、実習ではレストランのデザート部門を担当していたので、フランス料理を食べる機会も多く、すごくフレンチが好きになったんですよ。その後、『なかたに亭』に入って1年間、シェフからランチについても教わったので、将来はレストランスタイルのお店を開きたいなって夢も芽生えました。
進路を考える高校生へのアドバイス!

シェフからの教えもあって、『自分なら、もっとこうする』という目線を忘れないようにしています。考えるのが楽しいんですよね。今は毎日が本当に楽しい。やっぱり好きなことじゃないと続かないんですよ(笑)。だからこれから進路を考える人も、やりたいと思ったら、その道に進んでほしいですね。

この先輩が通っていたのは