高校生のための
卒業生の声


係長
製菓衛生師本科 2000年卒
コスモフーズ株式会社 東京事務所 商品部勤務
小跡 芙美
私の仕事の内容、やりがい、楽しさ!

商品部で「ウチカフェスイーツ」ブランドを担当。このブランドは、専門店のようにおいしいスイーツをめざしてスタートしただけあって、とにかく原料にこだわり、とても良いものを使っています。だけど原料費も高騰していますし、容器代などもかかってくるので、味は落とさず価格を調整するのが難しい。そこに挑戦するのも、やりがいになっています。
全国の工場に共有するためのレシピやプレゼン用の資料もつくらないといけないし、次に続く新しい商品の開発もしなきゃいけない。自分が開発したものの準備はすべて自分で行うので、常に5~6品は抱えている状態です。発売のサイクルが早いので工場での製造もほぼ手作業ですし、人件費も含めて収支を算出するのも開発者の仕事。試行錯誤の連続ですが、今までの経験があったからこそ担えていると感じています。
この仕事を選んだ理由・きっかけ!

料理上手の母親に影響され、小学生の頃からお菓子づくりにのめり込んでいました。
自分の手で形になっていくのが楽しかったんです。お菓子のレシピ本を見ながらレパートリーを増やして、自分流にアレンジもしたりして。
とにかくつくることが好きだったので、フランス菓子を本場で突き詰めたいなと思っていました。だから大阪の辻製菓専門学校へ進学して、2年目はフランス校に行こうと早い段階から決めていて。受験の時期、やりたいことがないからと進学先に悩んでいる友人が多かったんですが、なんで自分のやりたいことがわからないんだろうと、すごく不思議だったのを覚えています。
将来、叶えたい夢・目標!

良い方法が見つからなければ一日中考え、夢にまで見るんですが、ふとした瞬間にアイデアが浮かぶと、早く試してみたくてワクワクします。形にできたときの達成感は格別。今後もさらなるヒット商品を生みだしていきたいですね。
進路を考える高校生へのアドバイス!

基礎を知らなければ応用もできませんからね。専門学校で学んだことは、ものすごく役に立っています。トライアンドエラーを繰り返しながら解決策を見いだしてきた経験は、まさに今の基盤。これまで積み重ねてきたものすべてが活きる商品開発の仕事は、自分にとって天職だったと感じています。これから、学びたいと思っている方にも、基礎をしっかり学べば、いろんな可能性が拡がるということは自信を持って伝えたいですね。

この先輩が通っていたのは